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AIの学習データ提供のビジネスが芽吹き初めてきた

シリコンバレーのAIの学習データを提供するスタートアップ(labelbox)が、$3.9Mの資金調達に成功したとのこと。 www.labelbox.com

デモはこちらのブログを見ていただくのがよいと思います。 イメージとしては、クラウド上に画像やテキストデータをアップロードするか、既存データを活用して正解データを登録していくサービスです。 このサービスの特徴は手軽にTensorflow(AI学習のLibrary)へ連携して、学習を進められるという点です。 medium.com

自前で正解データ(教師データ)を作る環境が不要となり、AIの実行環境を作り上げる敷居が下がることに繋がりそうです。

この学習データを提供するサービスですが、日本だとトランスコスモスがビジネスを始めているようです。 www.trans-cosmos.co.jp

AI(ディープラーニング系)では、教師データがAIの精度を決めるのと、巨大企業に教師データを独占されるとAIの寡占化に向かうので、 できるだけ低価格で誰でも使えるサービスになっていって欲しいのが個人的な思いです。 コンサルティングサービスだと、この教師データの選定やAIの精度を高めるのがビジネスになるのかなと思います。

medium.com

この手のビジネスで成功しているのは、地図データで有名なゼンリンと個人的に思います。 いろんな技術を使いながらも地道にデータを集めて、精査して、精度高いデータにしてマネタイズしていますよね。 AIに学ばせるデータが売買される日も近いと思います。